■ 住宅の室内壁は、クロス(壁紙)と相場が決まっている。
と言っていいほどに需要が高い。
クロスを選ぶ・・いや、選ぶと言うよりかは、
新築だとクロスしか選べないと言った方が良いかもね。
僕の会社も例にもれずで、室内の壁を御見積する時は
ほぼ100%に近い割合で、クロスを選定する。
でも、実は僕、個人的に塗り壁が超好きなんです。
左官職人がコテ一つで壁面をアートにする塗り壁。
↑ この写真、ザ・リッツカールトン沖縄。
斬新ですよねー
塗り壁の中でも様々種類があるんですが、
今日は、
珪藻土
について記事にしたいと思いますね。
プランクトンの死骸と聞けば、何だかちょっと引いちゃいそうですが
珪藻土にはクロスと比べて、こんなメリットがある。
まずは、吸湿。
室内空間に湿度が高いと感じた珪藻土は、
その湿気を取り込んでくれるんですよ。
そして吸湿の逆、放湿。
ん・・・?この部屋、今湿気少なくね?
と感じた珪藻土は、壁面に貯めてた湿気を出してくれる。
さらには、
ホルムアルデヒドをも吸着し分解してくれる。
消臭機能も兼ね備える。
めっちゃ賢いでしょ?
こういう機能性を持ってると思えば、お部屋の為に頑張ってくれてると、
なんだか愛着がわいてきません? (=^・^=)
だから汚れた時は、ちゃんとお手入れしてあげたくなるよね。
珪藻土の基本的なお手入れ方法は、
まずホコリなどを取り払うハタキ。
手垢などの部分的な汚れは消しゴムでOK。
ちょっと範囲が広く汚れてしまった時は、
中性洗剤を含ませてスポンジで軽く拭くなど。
そしてクロスに比べて確かに柄などは少ないけど、
塗り壁・珪藻土は、このように多々デザイン柄がある。
でもこれはメーカーさんが造ったデザインなので、
塗る人が自由にデザインすれば、完全オリジナルも可能なんですよね。
だから、世界で一つの壁も作れるってわけ。
昨今は色目もかなり幅が広がりました。
こんな感じで、とってもステキングな珪藻土なんですが
中々皆さん採用までに至らないんですよね。
その大きな要因は、やっぱりコスト面なんです。
一昔に比べれば、クロスに直接塗れる資材なども発売されて
安価にはなってきましたが、ビニールクロスと比較すれば
ざっと3~6倍位の価格差があるんですよ。
例えば、6帖一間の壁をクロス貼替すれば、ざっくり3万~4万位。
珪藻土はその数倍なので、最低9万位~になっちゃうってわけね。
この価格差は本当に珪藻土の良さを理解し、
熱望する人しか難しいかもしれないってことですね。
こちらの記事もどうぞ

上野太一

最新記事 by 上野太一 (全て見る)
- 約100㎡の室内に間仕切り無しの1roomマンションリフォーム 神戸市 - 2018年2月2日
- 新年あけましておめでとうございます。 - 2018年1月1日
- 大阪市民泊リフォーム - 2017年11月3日
- 中古戸建住宅を購入し好みの内装にリフォームすれば、こんなにも素敵になるんです - 2017年9月27日
- 本当に心地よく、家族全員リフォームしてよかった!!! - 2017年9月15日
Tags: 建築資材