■ もう今年の梅雨は来ない。
と、思わせる位の晴天が続きますね。(大阪)
こう暑いと、現場に行けば何もしてなくても汗だくです。
誰が何もしてないねんっ ( ̄Д ̄)ノ
ぢゃ本題に。
長くこの商売をしていると、他社が施した部位を拝見することが多い。
『 う~ん。こんな感じの収まりで良いの? 』
『 これは雑やな・・ 』
とか、お客さんには言わないけど目につく場合もある。
特段、生活に支障がなければ住まう方の捉え方一つなので
言えば単なる悪口になっちゃうからね。
でも未だかつて、
『 OH~このリフォーム業者は僕の会社より上手やな 』
と思ったこともない。( *´艸`)
失礼。
しかし、生活に支障が出るレベルであったり、
あまりに間違えた工法で行っているのも見ることがあります。
そんな時には、はっきりと言うようにしている。
だって危険な場合もあるからね。
この前ね、僕のお客さんの実家で一度屋根を見てほしいとご依頼をいただき
行ってきた。
屋根はカラーベスト(スレート)を葺いたお家。
久しぶりに屋根に上がった瞬間、驚愕したね
どこの業者がやったか知りませんが、
こんなことをしちゃってる。
これは、カラーベストとカラーベストの隙間をご丁寧に埋めてくれてるの。
それも縦横全て。
何を思ってこういうことをしたのか。
ほんとに意味不明。
カラーベストは簡単に説明すれば、隙間を開けて施工するんです。
この隙間から雨水が侵入しますが、雨水の出口でもあります。
だからここを塞げば、侵入した雨水の出口が無くなり
カラーベストの下に雨水が溜まるので、非常に危険。
溜まった雨水は防水シートの隙間から漏水し、宅内に雨漏り発生。
こういう現象を引き起こす可能性が高くなる。
つまり、
この内容で改修したことによって雨漏りがしやすくなるってことなんです。
カラーベストを塗り替える時は、塗膜で引っ付いてしまったカラーベストを
わざわざカッターなどで縁切りする位なんですよ。
その部位を接着・・・
別に他社の仕事を責める気はないけど、
こういう無知すぎる改修を見た時は、
お客さんの代わりに非常に腹立たしい気持ちになるよね。
全然別のお家ですが、こういう工事も見たことがあります。
マンション住宅のキッチン裏の配管になります。
水出ちゃってるでしょ。
これね、キッチンの排水を流しただけで、背面の配管から漏水してるんです。
これは新築業者の不適切な施工。
おそらく食洗機用に別で配管を施していたけど、食洗機は付かなかった。
でも分岐しちゃってるので、テープで配管にフタをした。
テープでね。
数年すれば、水圧で取れるテープでね。
案の定、数年後キッチン背面から漏水し床フローリング下が濡れた感じに。
表面に現れてからお客さんは初めて異変に気付く。
こんなのもあるよ。
何か今日はついでだし、あまりにもひどいシリーズってことで。
これもひどいです。
便器の背面、汚水が流れる配管部分。
もうこれは見れば分かりますよね。
便器と排水管の根元が逆勾配。
ある程度は水圧で流れますが、逆勾配だから常に配管内部に汚水が溜まる。
結果、いくら便器に水をはっていても悪臭が漂う。
僕は、リフォーム警察ぢゃないので取り締まる権利なんてないけど、
あまりにひどい収まりをする業者、世の中には稀にいるってことです。
もちろん、真逆の良心的な業者の方が多い世界だと
付け加えておきますね。
こちらの記事もどうぞ

上野太一

最新記事 by 上野太一 (全て見る)
- 約100㎡の室内に間仕切り無しの1roomマンションリフォーム 神戸市 - 2018年2月2日
- 新年あけましておめでとうございます。 - 2018年1月1日
- 大阪市民泊リフォーム - 2017年11月3日
- 中古戸建住宅を購入し好みの内装にリフォームすれば、こんなにも素敵になるんです - 2017年9月27日
- 本当に心地よく、家族全員リフォームしてよかった!!! - 2017年9月15日