■ キッチン・キッチン・キッチン・キッチン
と。
最近、毎日見積を作っているような気がする・・・
それ位、最近需要が多いシステムキッチンのリフォーム。
キッチンをリフォームする時には、
① 今のサイズを維持して機器だけを取り替えるバージョン。
② 今のキッチンの形を若干変更し取り替えるバージョン。
③ 今のキッチン位置から移動し、その形も変えてしまうリフォーム。
と、大きくこの3パターンがあります。
①の場合は、位置などは考える必要がなく、ご提案メーカーの選定や
機器ランク、オプションなどを選び、ご予算に合えば実行。
って感じになります。
<機器のみ取り替えバージョン>
AFTER ↓
②の場合も同じく、そんなにも悩ましいことはない。
<形を若干変えての取り替え>
壁付けI型からL型に ↓
そして、問題は③
今のキッチン位置から移動し、その形も変えてしまうリフォーム。
これは、限られた台所室、時にはダイニングスペースも視野に入れて
リフォームすることによって、家事動線を向上させることが
大きな目標・目的になってきます。
扉奥にはキッチンが ↓
AFTERはこちら ↓
と、こういう感じでまるで違った空間にすることが、
今のキッチン位置から移動し、その形も変えてしまうリフォーム。
このパターンを考える時に、僕はとても大事にしていることがあります。
それは、キッチンでの動線。
キッチンは使い勝向上、動線をレイアウトするために
ワークトライアングルと言われるものがあります。
これは何かと言えば・・・
シンクの中心・調理機器の中心・冷蔵庫の中心を頂点とする
三角形を考えます。
この三角形がワークトライアングル・作業の三角形になってきて
各辺の適当なサイズはこんな感じ ↓
単位は㎜なので、例えばシンクの中心から冷蔵庫の中心までは
120㎝から180㎝ってことです。
I型のトライアングル ↓
I型は動線として一本の線上を行き来することになります。
その一本の道は、いわゆるキッチンの間口は2m70㎝が理想と
言われています。
L型のトライアングル ↓
三角形が微妙ですが出来てきますよね。
だから、I型よりL型の方がワークトライアングルが出来ているので
動線は良いってこと。
そして、一番動線がスムーズなのがこちら ↓
コノ字型・又はU型とも言う。
この形、僕は一番理想だと思います。
冷蔵庫の横には、キッチンと一体化した家電スペース&食器棚。
いつもこの形にできないかとまずは考えます。
そしてね、この形に近づけたご提案が出来た時は、
お客さんにも結構喜んでもらえるような気がします。
大金を費やすキッチンリフォームです。
せっかくなら、機器が新しくなることはもちろんだけど、
スムーズにストレスフリーでキッチンに立ちたいですよね。
これをド真剣に考えれば、一日なんてあっという間。
だから僕ってやること山積みなのかもね。
でも、この動線を考えに考えた提案は・・・・
リフォームで幸せを生み出す大切な作業ってわけね。
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上野太一

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