■ 現在リフォーム中の大阪府吹田市N様邸。
本日より塗装工事も開始しましたー
とても大きな屋根です。(=^・^=)
こんな感じの面積が4面もあります。(=^・^=)
塗装工事は、こちらの屋根カラーベストと
外壁を塗り替えるんですが、
数年前に他社さんで屋根を塗り替えたみたいで、
その施工でちょっと問題が・・・
くどくど書くと何だか悪口みたく聞こえそうなので、
さらっと流してください。
上の写真、屋根材のカラーベストとカラーベストの
ジョイント部分なんですが、塗膜でくっついてますよね。
これは本来やっちゃいけないんですよね。
何故なら、カラーベストとは雨水を通す構造になっていて
侵入した雨水を速やかに排出する仕組みになってるんです。
何のこっちゃ意味不明ですよね。(=^・^=)
こういうこと ↓
これがカラーベストの構造。
白文字>雨水がカラーベストのタテジョイントから侵入し、
赤文字>横ジョイントの隙間から吐水する。
これが正解。
で、もし。
水色文字>横ジョイントが塗膜でふさがっていたら・・
緑文字>吐水しきれない大量の雨水が勾配を逆流し、
カラーベストをとめるために打った釘穴の
わずかな隙間から階下へ雨漏りする。
ってわけ。
我ながら何て分かりやすい説明や。( *´艸`)
従ってカラーベストの屋根は、常時雨水を侵入させているので
下地の防水シートがとても重要。 ↓
カラーベストはこの防水シートの
保護的役割を担う屋根材と言っていいかもね。
で、Nさん家は幸いにも屋根勾配がきついのと、
塗膜でくっついてしまった部位もあるけど、隙間があいている部位もあり
今迄雨漏りの履歴はないということです。
塗膜でふさがってしまった部位をこうやってカットしたらね・・
少量の水が出てくるんですよ。 ↓
ま、今回で解消されるから
今まで雨漏りしなかったので良かったということですけどね。
こちらのカラーベストのジョイント部分を切ってしまうことを
カラーベストの縁切り
って言うんですが、上で説明した通りとても大事な工程の一つです。
工法としては塗膜が硬化する前に
こうやってカッターで切り裂く方法と、
このように、タスペーサーという部材を
塗装前に差し込んでいく工法があるんです。
タスペーサーは、ご覧の通り塗膜がくっつかないように
浮かせてから塗るってわけね。
ようは塗膜でカラーベストがくっつかなきゃいいんですが、
仕上げた塗膜をカッターで切るのが、
僕は(僕の会社)は気分的に嫌いなんで、あまり行わないようにしてます。
もし今日紹介した不具合が起因となり宅内に雨漏りしていれば、
お家の人は単なる経年劣化で雨漏りが発生したと思い、
屋根材の葺き替えに至るでしょう。
そうなれば、本来持たなくてもいい精神的ストレスと
余計な出費がかさむことになるよね。
どんな仕事でもそうですが、プロとして請け負った業務で
中途半端な知識は不幸を生み出す可能性があると言うことですよ。
工期は約20日間。
僕の会社の塗装職人さん達は、
プロフェッショナルなので安心ですー(=^・^=)
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上野太一

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昔、すると約束した高圧洗浄もせず、あちこちにタバコの吸殻を放置する業者さんに外壁を縫ってもらったことがあります。怒りと疲れと不信感しか残らない、まさしく「心ないリフォームとは不幸を生み出すこと」でありました〜((((ToT))))
分かりますよ。僕のお客さんにも過去他社で行ったリフォームで後悔されている方もおられますからね。高額を費やし期待に背かれるのは、ほんと不幸を生み出します。
屋根の上なんてどうなっているか
確かめようがないから
ちゃんとやってくれてるって信じるしかないんでしょうけど。。
不安ですね。
不安といえば、現在うちのお向かいさん宅が
建て替え中です。
ベテラン(?)さんが新人(?)を怒っている声がよく
聞こえてきます。
今日は「こんど同じことしたら修理代とるぞっ!」って言ってました。
なんかちゃんと施工されてるのか
不安です。
(自分ちじゃないけど心配)
そうでしょ?
屋根の上なんか上がる事ないもんね。
でも、例えば室内の壁裏とかも同じこと言えますよね。
なので基本はやっぱり信頼のおける業者さんぢゃなきゃダメってことですね。