八千代折り

2012年12月06日

カテゴリー: 住まいの天敵雨漏り

■ 建物の最も基本的な機能は

『雨をしのぐこと』

その大切な機能を脅かすのが、雨漏り。

雨漏りの発生は、人々の日常生活の中に、物的・経済的損失を

もたらし、

更には大きな精神的苦痛をも与え続ける。

建築時の不適正な施工や、経年劣化への対応不備。

多岐にわたる原因から機能が果たされずに雨漏りが発生すれば、

快適な住空間に悪影響を及ぼします。

という素晴らしい文言を

特定非営利活動法人の雨漏り診断士協会さんが謳ってます。

これは、真理をついていると思う。

特に、精神的苦痛を与えるってところ。

長年、リフォーム・建築に携わっていると雨漏りに泣かされている

方とお話する機会が多い。

そして雨漏りを修繕するのに対して、例に漏れず相見積もりを

とられるわけですが、競合他社の簡易的な修繕提案の

多いこと多いこと。

だいたいの会社が、コーキングでとりあえず直りますよ。

って言います。

確かに、経済的な損失を第一に考えればその工法は無ぢゃない。

でもね、とりあえず直る。

この程度で、果たして精神的苦痛から解放されますかね。

 

僕はしないと思うんです。

コーキング処理で数十年とメンテナンス不要の場合だってあるけど、

大半は数年で同じことが起きます。

そのたびに同じことの繰り返し。

数年で雨漏りに悩まされていた嫌な気持ちがよみがえる。

僕は、

僕に依頼をいただいたお客さんには、そんな思いを二度としてほしくない。

だから、根本から改善する工法を提案します。

 

高いよ。

確かに、コーキング処理などの費用と比べれば、もしかしたら10倍位高い

かもしれない。

でもね、

お客さんは、雨漏りに対して中途半端な改修を望んでいない。

あの雨の時いつも頭をよぎる嫌な気持ちを完璧に払拭したいんです。

僕はどんな案件でも、常そう思いながら、調査・提案をします。

そして、簡易的な修繕を選ぶのか、

僕を信用して根本から改善する工法を選ぶのか。

全てはお客さん次第ってこと。

 

という訳で、

先日ご依頼をいただき実施した雨漏り調査~改修工事。

木造一戸建て住宅で築年数は約11年。

11年で雨漏りはちょっと早いよね。

本日完成しましたので、ちょっとご紹介しますね。

<散水検査実施中>

リフォームとは幸せを生み出すもの!

<数分で雨漏りを再現・ユニットバス点検口より目視>

リフォームとは幸せを生み出すもの!

雨漏り部位は、ここ。

もう見れば分かります。

リフォームとは幸せを生み出すもの!

この画像を見て、

『 別に・・? 』

と思う業者は、隙間を全てコーキングで埋めましょ。

という提案をしてくるんです。

壁面内部の雨水逃げ道を塞ぐ作業をあえてするつもりなんです。

僕を信用してくれた、こちらのお客さんは根本解決の決断をしてくれました。

そして、解体した外壁サイディング ↓

リフォームとは幸せを生み出すもの!

わずか1㎝ですが、壁裏防水シートに隙間があるでしょ?

リフォームとは幸せを生み出すもの!

侵入した雨水は、下地合板をも腐食させます↓

リフォームとは幸せを生み出すもの!

でもここで言うのは、防水シートの隙間ぢゃないんですよね。

根本解決とは、こういうことなんです ↓

リフォームとは幸せを生み出すもの!

この部位、専門用語で壁裏捨て板金って言います。

捨て・・・

ってひどい言いかたですけど、実はこの板金が雨漏りを起こさない為の

最終兵器

上画像で文字入りしてる通り、

この捨て板金、

端末は折り曲げ加工をしていないといけない。

専門用語で、八千草かおる折。

って言います。

それは、嘘 ( *´艸`)

『 八千代折り 』

と言います。

リフォームとは幸せを生み出すもの!

ようは、この部位は雨水が常時流れるところなんです。

流れてきた雨水を上手に受け止めて、雨樋に速やかに流すように

してあげる。

折り曲げ加工が施されていないと、雨水は直進して壁裏に入り込みます。

入った雨水は、防水シートの切れ目などから侵入し宅内に雨漏りするってこと。

だから正解は、下画像のように雨・雨・雨と雨水が上から来る。

端末で折り曲げた板金が、雨樋に受け流す。

リフォームとは幸せを生み出すもの!

これが正解

リフォームとは幸せを生み出すもの!

正直、見た瞬間に分かりましたが、

もしかしたら壁裏で速やかに雨水を排出する工法を

新築当時施しているかもしれません。

(ま・そんな工法ないと思うけどね)

だから、この壁裏に原因は必ずあります。

とだけ明言しておいて、改修に至ってます。

今回、生じた雨漏りは100%

未熟な施行者が招いた雨漏りです。

冒頭紹介した文言を引用すれば、建築時の不適正な施工。

不慮の事故みたいな雨漏りです。

極力安価で収めたい。というお客さんのお気持ちは痛いほど分かります。

だから、稀には大層になりすぎるので、今後の定期的メンテナンスを

実施していくことを前提に、簡易的・安価で済ます場合も正直あります。

でもね、基本はやっぱり・・・

中途半端な改修を提案せず、安心して今後住んでいただける。

そんな雨漏り解消の工事をし続けたい。

って思うんですよね。

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上野太一

上野太一

(株)ダイケンリフォームサービス代表取締役。 1974年7月、大阪で生まれ大阪で育った寅年。1998年24歳で独立開業。2007年に会社を法人化し現在に至る。自社で請け負ったリフォームは、関わった全ての人の『幸せを生み出すこと』をモットーにしている。ブログは2011年5月から2015年5月まで毎日更新を続けたが、丸4年を機に毎日更新は断念。現在は不定期だが、極力更新頻度を高めてます。ブログ記事は商圏に関係なくリフォームに興味のある人・お悩みの人を対象に役立つことを書くように心掛ける。稀にお茶目な記事もあるけど、本当は真面目と風の噂もあり。そこは闇に包んでおこう。 (なんでやねん~☆(ノ ̄皿 ̄)ノ)

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2 Responses to “八千代折り”

  1. た.つ.や より:

    SECRET: 0
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    たまに板金屋さんの応援に行って思うのですが、たまにええかげんな施工をする業者さんを見掛けます。
    そういう業者さんは自然淘汰されていきますよね^^
    これから寒さが増していきますが、身体に御自愛下さい^^
    マンションリノベーション順調です♪(笑)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >た.つ.やさん
    コメント、ありがとうございます。
    って言うか、ブログ無くなってますね・・・
    ま。人生色々ですね (・・。)ゞ 

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