■ 住宅のリフォームとは、現状・サイズ・構造などで
各家庭によってその金額が大幅に変わる場合があります。
定価がない業界と言われています。
例えば、お風呂をリフォームしたい。
そう思い、あるリフォーム会社で電話したとしますね。
おそらく90%超の会社が、こう言うはずです。
『現状を見ないと何とも言えません』
てね。
正直僕も、このセリフを言ってしまうこともあります。
でも、極力概算でもいいから回答するように心がけています。
お客さんの側に立てば、見に来てもらって断るのも嫌だし
概算でもいいから教えてくれてもええやん・・・
という心の声が聞こえるからね。
だから僕は常に、まだ見ぬお客さん複数と常にメールでやりとりしています。
これはお客さんに役立ってもらうことが、何より一番ですが
複数やりとりしていれば、ふと気づくことがあるんですよね。
それは、僕自身もすごく勉強になるってことを。
現場はまだ見ぬ状況で、写真や手書きの図面など
いわゆる建築素人の方々から頂戴する資料だけです。
その中で現状を推理するレベルの時もある。
そして、何より一番気にしているのは、まだ見ぬ段階で概算を出したとしますよね。
それが、50万だったとします。
思った以上に安価なので、見に来てコールを頂戴し、
実際に見てから数十万オーバーすれば、どう思います?
僕なら、単純にめっちゃむかつきます
おまえそれでもプロかっ
って思います。
だから中途半端な気持ちで取り組めば、マイナスイメージでしかありません。
まだ見ぬ現場をイメージし、想定できる項目をお伝えし
過去の事例を基に、概算を見積もる。
これが結構勉強になるんですよね。
名探偵みたいでしょ
違うね、ごめん・・・
そして、最近やりとりした事例で浴室リフォームのご相談がありました。
お風呂のリフォームって、概算でも非常に出しやすいんです。
今のお風呂内部の寸法さえ聞けば、タイル張りからユニットバスへ
リフォーム希望がほとんどなので、1216サイズでメーカーはこちら
¥650.000です。
何て即答できる場合が多いです。
だから、お風呂やキッチン、トイレなどはよくリフォーム会社のチラシでも
パック料金○○円、とかいって謳ってるでしょ。
しかし今回はちょっと事情が違った問い合わせでした。
まずサイズ。
最少タイプのユニットが収まるか?収まらないか?微妙な内寸。
メーカーへ寸法を問い合わせ、収まる最少寸法を再確認したり結構大変でした。
でもこれもやっぱり勉強になるんですよね。
僕が下した結論は、ユニットバス不可。
在来工法(タイル張りの浴室のこと)での概算を提示しました。
在来工法でも、タイル種や範囲で結構変わってくるんで
今回は中々手こずりましたね。
<当社事例・在来工法浴室改修工事>
上の事例は、タイルの上からタイルを張り付ける工法
タイルONタイル工法と言って、比較的安価で収まるやり方です。
ちなみに、上写真で30万ちょっと。
給湯器は現状を再利用していますので、追い炊き付きの給湯器や
諸経費などを入れれば50万位ですね。
他にも色んな工法や、更に減額する案など
今現在僕が持っている知識をフルに使って、提案していきます。
たまには、ナッガイメールやな・・・
と思われることもあるでしょう
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上野太一

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