■ リフォームは完成品を売買しているわけではありませんよね。
キッチンやバス、洗面・トイレなどは商品として設置前の段階で
確認ができるモノもありますが、例えば外壁の塗り替えなどは
どうでしょうか。
小さなカラー見本で、我が家の塗り替え後をイメージする。
これって至難の業ですよね。
こんな時、僕の会社で提案資料として作成するのが、
リフォーム後の完成イメージ3DCGパース。
(全ての案件に作成はしていません。)
この提案は、すごく評判が良い。
理由は簡単、すっごくイメージが掴みやすいから。
当社事例、外壁塗装前の外観 ↓
10数年、塗り替え履歴なし。
外壁はグレーで、帯や雨樋、サッシはホワイトで統一。
感じ良いですよね。
このまま塗膜だけを新たにしても良いくらい。
ま、せっかく塗り替えるので今までとは異なった感じを要望されて
カラーに関しての打ち合わせが始まります。
スカッと明るい感じにしたいので、白とかしてみたいよね。
どんなんになんねやろ・・・?
という第一の要望に作成したパースがこちら ↓
上野さん・・・・
近所からホワイトハウスかっ!
言うて、突っ込まれそうやからやめよ・・・
と、却下。。。
ちなみにパースは実写を合成しています。
パースぢゃないみたいでしょ。
そして、せっかく見栄えよく帯もあることだし
(帯とは、1階・2階・3階部分に横にぐるっと貼り付けているモノ
装飾部材で、デザインモールなどとも呼びます)
帯を境にツートンで塗り分けてはどうでしょうか?
という、今度は僕の提案に
『ええやん。上野さん、さすがやん。素敵やん。』
と賛辞をいただき、ますます調子にのった僕は2パターン作成
そして、これを見たお客さんは
『OH!ええやん!
でも、やめとくわ。』
ま、人生こんなもんですよ。。
結果、元に戻れで
明るい感じを出しつつ、真っ白ではなく実施したAFTERはこちら↓
↑これはパースぢゃありませんよ。
良い感じでしょ。
色んな提案で、まわり道をしましたが、初めからこれをチョイスして
実施するのと、色んなパターンをパースで作ってから決めるのでは
大きな違いがあると僕は思います。
戸建住宅の外壁塗り替えって、頻繁に行うお家で10年に一度です。
塗り替えれば10年は、同じカラーなんですよね。
だから後悔のないリフォームにしてもらいたい。
パース作りには、そんな僕の魂がこもってます
そして却下されたパースには、僕の怨念がこもってます
後悔の無いリフォームは、
幸せを生み出すリフォームに直結しますからね
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上野太一

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